人のエネルギー
2020年、あけましておめでとうございます。
今年もマイペースでブログを書き進めて行きたいと思っています。
年末年始に私は、よくテレビを見ていました。
実は、私はテレビっ子で、特にドラマやドキュメンタリーを見るのが大好きです。
人間観察が趣味なので、ドラマやドキュメンタリーを通じて
色々な人の在り様を見ているのは本当に楽しいのです。
今年、特に感じたのは、人の持つエネルギーです。
人を理解する上での良き指針として
エニアグラムのタイプやHSPであるか等ありますが、
私が今回感じたのは、陰陽五行のエネルギーです。
陰陽五行とか言うと何だか専門的で難解な感じがしますが
実はとてもシンプルで日常的なのです。
東洋思想の陰陽五行と言うのは、
どこかで聞いたことがあると思いますが
ただこの世のすべてを陰と陽、
そして更に5つの性質(木火土金水)として
分けて見ると言うだけの物です。
以前気功を習っていた中国の先生いわく、
「陰陽五行を通して見れば、あらゆる事がシンプルになる」
との事でした。
確かに、そうかも知れないと思う事があります。
特に治療で人を診るときは、
体質として熱が多くてエネルギーが外に向いている陽体質なのか
冷えがちで内向的な陰体質なのかを必ず意識します。
更に、その中で木火土金水の五行のどの特徴が強いのかを診て行きます。
例えば木(もく)の性質が強い場合は、
木のような上へ上へと延びるような行動力があり、
1つの所に留まらずにいつも前を見ている感じです。
ただ一方で、几帳面で、周りのバランスも常に考えている所もあるのです。
だから頑張り過ぎてエネルギー不足になると、
青筋立ってイライラしたり、頭痛になったりします。
また、火のエネルギーが強い人は暖かく、情熱的で人をどんどん巻き込んでいきます。
魅力的で同じ事を話していても何故だかこの人の周りには人が寄って来て、
いつのまにか注目が集まります。
ただエネルギーが空回りすると、
感情や熱意が抑えきれなくなり問題を起こたり
動悸がしたり心臓に負担がかかります。
また陰体質で火のエネルギーが強い人などは、
燃え尽きてしまいエネルギーが無くなって無気力になったりもします。
こう言ったそれぞれのエネルギーの特徴は、
割とその佇まい(たたずまい)から醸し出でていて
その人とじっくりと話したり、良く知らなくてもわかる事があるから面白いのです。
また、心理セッションや体の治療の進め方も
その性質によって微妙に違って来るように思えます。
例えば疲労困憊でエネルギー不足になった場合
同じ症状でもその人の元々の性質を理解する事で
対処の幅が広がる様に思えます。
いつも思う事ですが、人はとても多面的で複雑です。
だからこそ面白くて愛おしい存在です。
そしてその一面が理解できた時に
私はいつも何とも言えない喜びを感じます。