場を作る人
そこに居るだけで場の雰囲気を作れる人がいます。
その人の行動や存在がその場を明るく、リラックスしたものにするのです。
今回私は、旅先でそんな人を見つけました。
私にとって大切な旅の楽しみは、美味しいものを味わう事です。
札幌にあるお気に入りの店は、
料理も美味しくて活気があるけど落ち着いた雰囲気で居心地が良いのです。
私は音や隣の人との距離感、店の雰囲気がとても気になるたちで、
いくら料理が美味しくてもそれらが良くないと楽しむ事が出来ない
少々面倒なタイプです。
だからこう言った店はとてもありがたいのです。
更にここには、カウンターにおもてなしの神がいます。
全ての注文を取って、料理を速やか人に各席に運ぶ。
カウンターだけではなく奥にある座敷に至るまで全てオーダーを把握して料理人や他の店員に的確な指示を出しています。
更に、客の様子を見ながらメニューにない料理など勧めたりもしてくれます。
まるで360度神経が働いていて、どこからの声も決して聞き漏らしません。
それでいて、物腰柔らかでお客だけではなく、同僚に対しても厳しい表情は一切見せないのです。
だから彼のエネルギーが店全体に広がり、働く人が機敏に動きながらもリラックスした雰囲気になります。
そしてそれはお客にも伝わり何とも居心地の良い空間が出来るのです。
時々、完璧なサービスを提供していても、従業員どうしのピリピリとした緊張感があるとそれが客側にも伝わりリラックスできない店があります。
店側の人間関係や緊張感は、思っている以上にサービスを受ける側に伝わってしまうものです。
だからたまに、こう言う場を良い雰囲気にしてくれる人物に会うと嬉しくなります。
話は、少しそれますが、HSPと言う、人口の5人に1人弱の割合で存在する、
非常に感受性が高く敏感な気質の人がいます。
その中には、同時に色々な情報をキャッチし、適応していく能力が高い人が多い様な気がします。
目の前のニーズを察する共感力と、全体を把握する洞察力が上手く働いた時に
この様な素晴らしいパフォーマンスをする事ができるのでしょう。
このHSPと言う概念は、1996年以降アメリカのE.アーロン博士によって提唱されその後世界中で知られるようになりました。
日本でも最近、テレビやネットで取り上げられる様になってきています。
ただ、HSPの過敏性をナガティブに取り上げられる事も多く
当事者自身も自分は神経質で面倒な性質だと思い込んでいる節がまだまだある様に思います。
しかし、実際はその敏感さの裏で、豊かな共感性や鋭い洞察力、
そして深い感受性を持っていて、それを発揮できれば、独特なその人らしいエネルギーを発信する事だ出来る様に思います。
そんなHSPを理解して頂くために、4月5日にHSPの講座を開催します。
詳しい事は追ってお知らせしますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
HSPについては以下をご参照ください。